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2014年05月26日

【物流】平成26(2014)年3月分 輸送動向調査結果を公表


日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年3月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するため、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年3月の実績値のおける貨物船の輸送量は、21,003千トン(前年同月比106%)と前年を上回った。前年同月比で増加している品目順にみると、セメント(同114%)は、復興需要、民需・官需の高まりを受け増加傾向が続いており、自動車(同110%)は、前年の反動増と消費税増税前の駆け込み需要で増加となった。原料(同106%)はセメントと同様に、復興需要、民需・官需の高まりを受け増加傾向が続いている。燃料(同103%)、雑貨(同103%)、紙・パルプ(同101%)については、消費税増税前の駆け込み需要等から輸送量の増加が見られる。鉄鋼(同100%)は、需要の回復が見られた前月まで増加傾向にあったが、在庫調整等の理由から出荷が鈍り前年比変わらずとなった。

また、同年3月の実績値における油送船の輸送量は、11,547千kl(前年同月比101%)で前年を上回った。輸送品目別にみると、高温液体(同114%)、耐腐食(同110%)、黒油(同108%)、白油、高圧液化(共に同97%) 、ケミカル(同90%)となった。

更に、年度別にみると平成25(2013)年度の貨物船輸送量は、222,576千トン(前年比107%)と前年を上回ったが、油送船については、131,912千トン(同97%)となり、前年を下回る結果となった。



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投稿者:gotsuat 09:21| 物流事業者