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2014年05月21日

【物流】全ト協 2014年3月の「物流動向に関する実態調査結果」を公表


 平成26(2014)年5月13日、全日本トラック協会は同年3月の「物流動向に関する実態調査結果」を公表した。これによると、3月の輸送量は、前年3月と比べると「増加」「やや増加」とした事業者が67.7%で、今年4月の見通しは、前月と比べ「減少」「やや減少」とした事業者が60.2%であった。

 車両の稼働率の動向については、「上昇」「やや上昇」とした事業者は前月比・前年同期比ともに50%を越えた。今年4月の見通しは、約半数の事業者が前月比「下落」「やや下落」とした。車両の稼働率上昇への対応では、「利用運送事業者に委託する」「運送依頼を断っている」などがあった。

輸送量の増加や車両稼働率の上昇等により、運送依頼を断った実績を「増加」「やや増加」とした事業者は、前年同期比で77.2%、前月比で60.4%であった。今年4月の見通しを前月比で「減少」「やや減少」とした事業者は37.7%であったが、横ばいとした事業者や「増加」「やや増加」とした事業者もそれぞれ約30%あった。

 ドライバーの不足感は、67.6%の事業者が「非常に不足している」「やや不足している」とし、今年4月の見通しにおいても、59%の事業者が引き続きドライバー不足を見込んでいる。ドライバーの募集方法では、「ハローワークへの求人」「ドライバー仲間の紹介」等が回答にあった。

尚、本調査は平成26(2014)年4月22日〜5月7日回答分までを集計し、482のサンプルを基に作成されている。上記の他、運賃動向や消費税の転嫁状況についても記載されている。

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投稿者:gotsuat 08:40| 物流事業者