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2014年05月19日

【物流】JILS 「2013年度物流コスト調査」コスト削減策の実施状況を公表



 平成26(2014)年5月14日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は「2013年度物流コスト調査」の概要を公表した。本調査は物流コストの実態を把握し、総合的な基礎データを蓄積することを目的に実施された。

 これによると、売上高物流コスト比率は長期的に低下傾向にあるが、近年はおおむね5%弱の水準にある。業種小分類別に示すと、製造業では「窯業・土石・ガラス・セメント」の8.69%、卸売業では「卸売業(食品飲料系)」の6.13%、小売業では「小売業(通販)」の12.09%となっている。

 また、物流コストに占めるリバース物流コストの割合は2.67%で、領域別にみると、返品・返送物流費が 1.69%、回収物流費が 0.74%、廃棄物流費が 0.14%、リサイクル物流費が 0.10%であった。2001年度から2013年度の推移は概ね3.0%〜4.0%となっている。

 同調査では物流コスト削減策の実施状況(過去1年間に各コスト削減策を実施した企業数)を各荷主起業に調査しており(有効回答企業数182 社)、回答の多い項目は、「積載率の向上」(118社)、「在庫削減」(107社)、「物流拠点の見直し」(104社)、「保管の効率化」(94社)などがあった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:11| 物流事業者