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2014年05月16日

【環境】富士通グループ 食・農クラウドを活用栽培したレタスを販売



富士通グループは、半導体製造工場を転用した「会津若松Akisaiやさい工場」(福島県会津若松市)で栽培される「キレイヤサイ」シリーズとして、低カリウムレタスを平成26(2014)年5月7日より発売開始した。

富士通の食・農クラウド「Akisai(アキサイ=秋彩)」を活用しており、インターネットを介して、ソフト・サービスを提供するクラウドで栽培データを解析し、生産性を高めるとともに、植物工場の経営全般を効率化する仕組みとなっている。

工場の面積は2000uで低カリウム野菜栽培工場としては国内最大のものとなり、半導体製造工場のクリーンルームで培った、製造条件の割り出しや雑菌管理等のノウハウを生かして最適な育成環境を実現、併せて、省エネ技術でコストを抑制した野菜作りを可能にした。

低カリウムレタスは、通常のリーフレタスと比べてカリウム含有量は約80%減となり、人工透析患者や慢性腎臓病患者などカリウムの摂取制限を受けていても生で食べることが可能で、硝酸態窒素を低くすることにより、苦みを抑えて甘みを引き出している。さらに、塵や雑菌がほとんど存在しないクリーンルームで栽培するため、冷蔵保存で2週間鮮度を保ち、農薬も使用していない。

今後、会津若松市の病院、宿泊施設や福島県の生活共同組合、東京都のスーパーなどに販売するほか、全国の法人向けを中心に順次展開していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:56| 企業の取り組み 【機関別】