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2014年05月12日

【アジア】センコー タイに輸出入貨物を中心に扱う2カ所の物流センターを建設

 センコーは、2015年2015年4月のオープンを目指し、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港に、輸出入貨物を中心に扱う物流センターの建設に着手した。  また、バンコク市内からアクセスの良い内陸部のアユタヤ市内にも、2年後の2016年4月稼働予定の物流センターの建設用地を購入した。  現在、センコーはタイ国内では、バンコク市内にフォワーディング業務や、日系化学メーカーの工場内物流・国内輸送・輸出業務などを中心に行う「Senko(Thailand)Co.,Ltd.」を2006年7月に設立し、事業展開している。  また2012年には豊田通商タイ殿と合弁で「Senko Logistics(Thailand)Co.,Ltd.」をタイのチョンブリ県に設立し、2013年4月から日系自動車メーカー向けに自動車部品調達輸送(ミルクラン輸送)事業を展開している。  アセアン10カ国は、人口6億人を抱え、日系メーカーをはじめとする生産拠点、また消費市場として、近年、注目されている。  またアセアンでは、単一市場・生産拠点、競争力のある経済圏、均整のとれた経済発展などを目指す「アセアン経済共同体」の2015年創設が進んでおり、これらアセアン地域の国際分業と生産ネットワーク構築が進むことで、物流の拡大が期待できる。  特にタイは、「陸のアセアン」を繋ぐ高速道路網であるメコン経済回廊の中心であり、「海のアセアン」においても、重要な物流地域になっている。  同社では、アセアン物流ネットワーク構築による事業拡大を図るため、第1ステップとして、タイ国内に物流センターを開設する計画で、来年2015年4月にレムチャバン港に輸出入物流センターを、2016年4月に内陸部のアユタヤに物流センターをそれぞれ建設する予定。  第2ステップでは、タイ周辺諸国への拠点拡大を進め、タイを起点とした国際陸上輸送による「陸のアセアン」、第3ステップでは、海上輸送を中心とした「海のアセアン」への物流ネットワークを構築する考えである。  レムチャバン港は、タイの貿易港の中心で、製造業の生産体制増強などで、輸出入貨物の物量が増加し、物流センターニーズが高まっている。  同社は、レムチャバン港から約10km、車で20分の距離にあるピントン工業団地に、倉庫棟3棟を建設する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:56| アジア