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2014年05月02日

【物流】物流連 第1回労働力問題小委員会を開催

平成26(2014)年4月22日、日本物流団体連合会は、第1回労働力問題小委員会を開催した。 同委員会は、震災復興需要やオリンピック招致に伴う工事量増加などにより、労働力不足が今後さらに深刻化すると見込まれたため、平成24(2012)年度以来の再度設置が決定した。 初回となる今回は、労働力不足問題について年度末の商品貨物や引越などの発注の平準化を呼びかけたこと等、大混乱を回避できた例を通して、自由な意見交換を行い、多くの委員から短期及び中長期の両面からの対応が必要との認識が示された。 労働不足問題の対応として、女性や多様な労働力の活用に向けた労働時間や休業制度の工夫等、既に各社毎に対応を行っているが、十分な効果は得られておらず、解決に向けては、一社では対応できない取組みを業界や官民連携で進めていく必要があるとの意見が多くあがった。 その例として、(1)適正な運賃・料金の収受を前提とした魅力ある賃金・労働条件への改善、(2)物流業界の理解とイメージ向上のための広報活動、(3)手待ち時間の圧縮や作業効率化のための道路のネックの解消、が挙げられた。 さらに、外国人の雇用や、海外で流通加工作業を行う会社もあり、外国人の活用は今後の課題として多くの会社が考慮していることが明らかになった。 次回は、5月の開催を予定している。5月開催時には、今回の議題を整理し、順次議論を重ねていく予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:58| その他