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2014年04月30日

【物流】全国物流ネットワーク協会 「物流Netシステム」を案内

 平成26(2014)年4月22日、全国物流ネットワーク協会は災害時に利用できるプル型物流輸送のシステム「物流Netシステム」の運用開始についてホームページ上で案内した。これは、都道府県市の利用が前提ではあるが、民間事業者の事業継続計画や災害時の代替輸送に対応する機能となっている。 このシステムの主テーマは「必要な物資を 必要な数量、必要とする日時に ワンストップで定期配送する」となっている。実務的には、物資拠点(備蓄倉庫)の在庫情報を可視化し、避難所はパソコン等の電子端末を使って物資拠点等の在庫商品を確認でき、通信販売のように必要な物資を必要な数量だけ発注できるという。その発注を受けて、物資拠点等にピッキングリストを配信すると同時に、物資拠点等に近い会員事業店に集荷を指示し、発注した避難所に納品(配達)する仕組みとなっている。 同協会はシステムの導入により、避難所の物資発注時における物資拠点等の事務作業と配送トラックの手配・調整の業務負担の削減をメリットとして挙げた。また、府県市の災害対策本部は、管轄の物資拠点等の在庫情報の一元的な管理や、各避難所宛の配送結果や配送状況の閲覧、また必要に応じてCSV形式でのデータ取得が可能であるとした。避難所の要望事項も即時受信可能なため、不足分の適宜物資調達等が可能だという。 同システム利用のプル型物資輸送は、特積み運賃表を適用する小口配送を基本としており、府県市の災害対策本部による運賃等の閲覧・精査が可能。また、運賃等の精算業務は同協会が代行するため、経理業務の負担も軽減できるとした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:10| その他