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2014年04月24日

【知識】富士通とパナソニックなど システムLSI事業の統合新会社を設立

 富士通、パナソニックおよび日本政策投資銀行(以下、DBJ)は、富士通とパナソニックが共同出資で設立することを協議しているシステムLSIの設計・開発などを手掛けるファブレス形態の統合新会社(以下、新会社)へDBJが出資並びに融資すること等について基本合意した。  日本のシステムLSI産業のグローバルな発展を目指し、富士通とパナソニックは新たなビジネスモデルの新会社設立の協議を進めている。富士通は100%子会社である富士通セミコンダクターが営むシステムLSI事業および関連知的財産を、またパナソニックは自らが営むシステムLSI事業および関連知的財産を新会社へ拠出して事業統合し、その対価としてそれぞれ新会社の株式を得ることを検討している。  今般、新会社設立に係る諸契約締結を前提として、DBJが新会社に最大200億円を出資し、また併せて最大100億円の融資枠を設定することで合意した。この結果、事業統合時に、富士通、パナソニック、DBJの新会社に対する議決権比率はそれぞれ40%、20%、40%となることが見込まれており、新会社は独立した企業として事業運営されることになる。今後、詳細条件について合意した上で、2014年度第1四半期末を目処に最終契約を締結する予定である。  その後、各国における競争法等の必要な手続きを経て、新会社は2014年度第3四半期での統合完了と事業開始を予定している。なおこの際に、2013年12月4日に成立した産業競争力強化法に基づく、事業の再編に関する計画を提出する予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:49| 知識