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2014年04月14日

【物流】平成26(2014)年2月分 輸送動向調査結果を公表

日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年2月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するために、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。 これによると、同年2月の実績値のおける貨物船の輸送量は、18,285千トン(前年同月比107%)となり、前年を上回った。輸送品目別の前年同月比は、鉄鋼が102%で、需要の回復がみられた前月より輸送量が前年同月比で増加した。自動車は116%で、平成24(2012)年9月のエコカー補助金終了に伴う反動増と消費税前の駆け込み需要により大幅な増加となった。原料(石灰石等)は104%で、セメント需要の高まりを受け増加傾向が続いている。燃料は115%、紙・パルプが96%、雑貨が96%、セメントが109%となった。輸送実績の合計をみると、平成25(2013)年11月分より4ヶ月連続で前年同月比を上回っている。 また、油送船については、平成23(2011)年6月より、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映し黒油の輸送量が増加、合計輸送量が前年を上回り改善傾向となったが、平成24(2012)年10月以降は前年同月比を下回る結果がみられる。なお、平成26(2014)年2月の実績値における油送船の輸送量は、10,873千kl(前年同月比94%)となり前年を下回った。輸送品目別の前年同月比は、黒油が93%、白油が94%、ケミカルが94%、高圧液化が98%、高圧液体が90%、耐腐食が111%となった。

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投稿者:gotsuat 09:10| 物流事業者