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2014年04月03日

【物流】全国の物流企業のうち、約6割が営業赤字



全日本トラック協会は3月26日、「一般貨物自動車運送事業報告書」について取りまとめ、「経営分析報告書 平成24年度決算版」を公表した。
これによると、トラック運送事業では営業赤字の企業が全体の過半数を占めており、平成24(2012)年は62%と平成23(2011)年の57%を上回り、悪化しているのが現状だ。
また、車両保有数が10台以下である企業に限って見てみれば、66%もの企業が営業赤字を計上している。

 これらの背景の1つに、世界的な景気の停滞がある。欧州・中国の景気停滞による輸出低迷に加え、円高の影響により国内の景気も低迷した。これによりトラック運送業者の1社当たりの平均売上高・貨物運送事業収入ともに前年度と比較して低下した。また燃料費の高騰も大きな原因である。各企業とも経費削減に最大限の努力を注いでいるが、9割以上の企業が燃料費を転嫁出来ておらず、営業利益率・経常利益率が低下した。
そのため営業利益段階での黒字企業の割合が38%となり、平成23年度の43%から5ポイント低下し、悪化している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:14| 物流事業者