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2014年03月24日

【物流】国交省 運輸安全マネジメント制度の現況について



国土交通省は、平成26(2014)年3月18日、運輸安全マネジメント制度の現況について、平成24(2012)年10月から平成25(2013)年9月までの取組み状況等をとりまとめ、公表した。

運輸安全マネジメント制度は、陸・海・空の運輸事業者に経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制を構築・改善し、輸送の安全性を向上させることを目的として、平成18(2006)年10月に導入された。

同省は、運輸安全マネジメント制度の推進に向け、(1)運輸安全マネジメント評価の継続的実施(2)小規模事業者への対応(3)運輸安全マネジメント制度の一層の浸透・定着に向けた事業者支援(4)安全運輸マネジメント評価に係る力量の向上と体制の充実等の取組みを行っている。

同省の取組みの一つにある上記(1)に関しては、運輸安全マネジメント評価が平成24(2012)年10月から平成25(2013)年9月までの1年間に510回実施された。同評価の結果によると、全般的に、運輸事業者の取組は進んでおり、継続的改善もほとんどの事業者で行われるようになっている。一方、大手事業者とその他の事業者の取り組み状況は以依然大きな差があり、その他の事業者に対しては更なる取組みを促す必要がある、としている。また、運輸事業者からのアンケート結果によると、「運輸安全マネジメント制度は自社の安全確保のために有効」との回答が9割であった。

国交省は、同制度導入から5年目を機に今後の方向性を改めて示すものとして、「運輸の安全確保に関する政策ビジョン」を平成23(2011)年12月に策定しており、同ビジョンの実現のため、中小事業者に対する啓発・普及活動の強化等の取組みを等を実施するとしている。

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投稿者:gotsuat 09:34| 行政関連