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2014年03月18日

【知識】ゼットエムピーと日本自動車大学校 公道での自動運転の技術開発で協業



 ゼットエムピー(以下ZMP)と、日本自動車大学校(以下NATS)は、公道での自動運転に向けて両者の強みを活かした技術開発で協業を開始することに合意した。

 NATSは、自動車産業界の一翼を担う若き優秀な人材を育成することを目的とする、東京ドーム3個分の広大なキャンパスに専用サーキットを持つ自動車大学校。1級・2級自動車整備士の育成から設計開発、経営販売、カスタマイズ、モータースポーツなど学生の希望に応じたカリキュラムが設置されている。

 ZMPは、乗用車トヨタプリウスをベース車両としたRoboCar(R) HVを2012年から販売、2013年10月のITS世界会議、11月の第43回東京モーターショー2013にて自動運転のデモを一般公開、一般市民の試乗体験を実施した。

 自動運転車の研究開発においては、技術的な課題の把握や周辺環境のセンシングによる地図データの収集など、公道での走行実験が必要となる。

 自動運転の実験車両には3D/2Dレーザセンサ、ミリ波センサ、カメラ、GPSなど様々なセンサや機器を車両に装備する必要があります。公道での実験走行に向けては、このようなセンサ類の取り付け・外装の加工など車両の整備、および、実験走行による評価といった作業が必要となる。

 両者は、2020年の東京オリンピックにおける自動運転の実現をゴールとし、実験車両の整備およびNATSの専用サーキットでの実験走行を通じて、公道実験を行う自動運転車両の整備マニュアルなどのノウハウの蓄積・共有を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:39| 知識