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2014年03月17日

【物流】平成26(2014)年1月分 輸送動向調査結果を公表



日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年1月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するために、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年1月の実績値のおける貨物船の輸送量は、18,763千トン(前年同月比115%)となり、前年を上回った。輸送品目別の前年同月比は、鉄鋼が112%で、需要の回復がみられた前月より輸送量が前年同月比で増加した。自動車は124%で、平成24(2012)年9月のエコカー補助金終了に伴う反動増と消費税前の駆け込み需要により大幅な増加となった。原料(石灰石等)は110%で、セメント需要の高まりを受け増加傾向が続いている。燃料は123%、紙・パルプが103%、雑貨が105%、セメントが118%となり、全ての輸送主要品目が前年同月比を上回った。輸送実績の合計をみると、平成25(2013)年11月分より3ヶ月連続で前年同月比112%以上の増加となっている。

また、油送船については、平成23(2011)年6より、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映し黒油の輸送量が増加、合計輸送量が前年を上回り改善傾向となったが、平成24(2012)年10月以降は前年同月比を下回る結果がみられる。なお、平成26(2014)年1月の実績値における油送船の輸送量は、12,567千kl(前年同月比101%)となり前年を上回った。輸送品目別の前年同月比は、黒油が101%、白油が101%、ケミカルが102%、高圧液化が99%、高圧液体が103%、耐腐食が114%となった。

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投稿者:gotsuat 09:20| 物流事業者