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2014年03月03日

【環境】オリックス環境  森下仁丹の技術を活用、レアメタル・貴金属回収の事業化検証を開始



 オリックス環境は、森下仁丹と共同でバイオカプセルを活用し、電子基盤等の廃棄物からレアメタルや貴金属を回収する実証実験を開始する。

 廃棄されたテレビ、パソコン、携帯電話等に含まれる電子基板には、金やパラジウム等の貴金属が含まれているが、既存のリサイクル方法では採算が合わず廃棄され、未利用資源が都市鉱山に埋もれている。

 森下仁丹は、合成高分子樹脂を皮膜とするシームレスカプセル技術応用の一環として、レアメタルや貴金属の回収が可能なカプセルの開発に取組み、カプセル内部に吸着剤や微生物を高濃度で保持、カプセル内にレアメタルや貴金属を吸着させ、その状態でカプセルごと焼却することでレアメタルや貴金属を取り出す事を可能にした。
 また、オリックス環境は、金属資源のリサイクル事業を本格展開しており、回収から選別、加工、売却までの全工程をカバーできる体制を構築している。

 これら両社のノウハウとインフラを活用し、効率的に貴金属資源を回収するバイオカプセル技術の実用化に向けた実証実験を行い、今後の事業化を目指している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:34| 企業の取り組み 【機関別】