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2014年01月31日

【環境】パナソニック 国内初のインライン電気分解方式を採用



パナソニック環境エンジニアリングは、国内初のインライン電気分解方式(※1)による船舶向けバラスト水処理装置(製品名:ATPS-BLUE sys)を開発した。
今回開発したバラスト水処理装置は、以下の様な特長を有する。

@国内初のインライン電気分解方式により、バラスト水中の微生物を殺滅(※2)
Aフィルターレスのため逆洗浄や、ろ布交換が不要
B船舶内のレイアウトに応じた配置が可能なため省スペース化に寄与

これらにより、同社独自の攪拌(かくはん)装置によって滅菌効果を高め、フィルターを使用せずにバラスト水中の微生物を、国際海事機関に定められた排水基準以下に処理することができる。

※1 バラスト水の主配管内で、処理を行う事を「インライン」という。同社は、主配管内で電気分解による次亜塩素酸での処理方式を開発、採用した。これに対し、主配管外で次亜塩素酸を発生させて主配管に注入処理する事をオフライン方式という。
※2 バラスト水に含まれる微生物を、D-2基準以下にすること。
D-2基準とは、バラスト水管理条約による規則D-2で、排出の基準となる水質を定めている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:04| 企業の取り組み 【機関別】