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2014年01月17日

【環境】JFE環境が低濃度PCB廃棄物の無害化処理の事業化着手



JFEエンジニアリングの100%子会社で総合リサイクル事業を展開するJFE環境は、平成25(2013)年12月24日、横浜市鶴見区に保有する廃棄物処理施設「横浜エコクリーン工場」において神奈川県で初めて、低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の無害化処理の環境大臣認定を取得した。

PCBとは、かつて高圧トランスや高圧コンデンサーなどの絶縁用に使用されていた物質で、有害であるため現在は使用が禁止され、過去に使われたPCBも法令で無害化処理が義務付けられている。使用禁止後に製造されたトランスなどの一部にも微量のPCBが混入していることがあり、このような低濃度PCB廃棄物は認定企業が無害化処理を請け負う。
 
しかし、無害化処理できる事業所は全国12カ所にとどまり、首都圏でも処理能力不足が課題となっていた。
横浜エコクリーン工場は、平成23(2011)年7月1日に稼働を始め、年間6万2000tの産業廃棄物処理が可能で、無害化処理も16.8kL/日の低濃度PCB廃油と、14.4t/日の低濃度PCB汚染物・処理物を処理する能力があり、事業化されれば首都圏での処理能力は大幅に改善される。  

同社は、今後行政手続きを進め、平成26(2014)年度内の事業化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:49| 企業の取り組み 【機関別】