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2014年01月14日

【知識】メディネット 米社と転移性腎細胞がん向け医療製品「AGS−003」のライセンス契約を締結



 メディネットとArgos社は、平成25年12月27日付で、Argos社が開発している転移性腎細胞がんを対象とする細胞医療製品「AGS−003」に関するライセンス契約を締結した。

 同契約に基づき、メディネットは日本での「AGS−003」の開発および製造の独占的許諾を受けるとともに、国内での販売およびサブライセンスの非独占的ライセンスを取得する。また、メディネットはArgos社に対し契約一時金の支払いと貸付を行った。

 「AGS−003」は、平成23年にノーベル生理学・医学賞を受賞した米国ロックフェラー大学 ラルフ・スタインマン教授の技術が用いられた細胞医療製品。患者一人ひとりの治療効果を得る(個別化医療の実現)ことを目指し、患者自身のがん組織から抽出したRNA(遺伝情報伝達物質)を樹状細胞に導入し、各患者のがん抗原に対する免疫応答を誘導するようデザインされている。現在、「AGS−003」とスニチニブ(転移性腎細胞がんの標準治療薬)の併用治療に関する第III相臨床試験が複数の国で進行中で、米国において既に終了した第II相臨床試験では、スニチニブ単独治療と比べ、全生存期間の中央値が2倍に延長したという結果が得られている。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:48| 知識