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2013年12月19日

【環境】レンゴー 段ボールの軽量化・二酸化炭素の排出量減へ



 レンゴーは、主力製品である段ボールの軽量化に取り組んでおり、その一環として、主要原材料である段ボール原紙の軽量化に取り組んでいる。
 そこで開発されたのがLCC原紙(以下、LCC)である。
 LCCは、強度を維持しながら原紙自体の重量を軽量化することで貴重な古紙資源の有効活用を図るとともに、配送時の二酸化炭素排出量も削減する同社独自の軽量強化中しん段ボール原紙。
 LCCの製品ラインナップは120g/uと、今年新たに開発された90g/uの2種類で、それぞれ一般的な中しん原紙の160g/uと120g/uに対応し、同等以上の強度を保ちながら25%の軽量化を実現。これにより段ボール製品の大幅な軽量化が可能になるとともに、LCC利用による二酸化炭素排出量削減も7〜9%に上ると試算されている。
 さらに、LCCは原紙1本当たりの巻メーター長が伸びることも特徴で、段ボール工場における貼合工程の作業効率向上や、原紙在庫の少スペース化なども期待できる。
 なお、LCCはその高い機能性から段ボールに加工する場合、技術的なノウハウを必要とするが、同社は製紙・段ボール一貫メーカーの強みを活かし、早い段階でその製造ノウハウを確立するとともに、同社が推進するCフルートやデルタフルート段ボールとLCCを組み合わせることで、段ボールシートやケースのさらなる軽量化を可能にした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:16| 企業の取り組み 【機関別】