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2013年12月24日

【アジア】三菱商事 ミャンマーでイェタグン・ガス田プロジェクト事業会社に資本参画



 三菱商事は、JX日鉱日石開発(以下 JX開発)が50%保有する日石ミャンマー石油開発(以下 日石ミャンマー)の株式のうち、10%を取得致した。日石ミャンマーは、ミャンマー連邦共和国イェタグン・ガス田を含むアンダマン海沖合のM12/13/14鉱区権益並びにガス輸送パイプラン権益の19.3%を保有。三菱商事は同国において石油・ガス上流プロジェクトに初めて参画する。

 イェタグン・ガス田は1992年に発見され、2000年から生産を開始しており、天然ガスはパイプラインでタイ国営石油会社PTTに販売、また、天然ガスの生産に随伴して生産されるコンデンセートは浮体式貯蔵積出設備(FSO)に一旦集積されミャンマー国内・海外向けに販売している。

 同プロジェクトはマレーシア国営石油会社ペトロナスの子会社がオペレーターとして操業しており、日石ミャンマー持分の平均販売量は天然ガス日産約50百万立方フィート(原油換算で日産約8千バレル)、コンデンセート日産約800バレルで、同国最大のヤダナ・ガス田に次ぐ規模のガス田。また、同鉱区内には現在開発中の既発見ガス田が存在し、さらに新たなガス田の発見も期待されるプロジェクト。

 三菱商事は今回の参画を機に、JX開発とともにイェタグン・ガス田プロジェクトの事業価値向上に貢献し、さらにミャンマーにおける石油・ガス上流プロジェクトの積極的な推進を通して同国を含むアジア域内のエネルギー安定供給を図っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:19| アジア