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2013年12月17日

【物流】平成25(2013)年10月分 輸送動向調査結果を公表



 日本内航海運組合総連合会は、平成25(2013)年10月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するために、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

 これによると、同年10月の実績値における貨物船の輸送量は17,746千トン(前年同月比99%)となり、前年を下回った。輸送主要品目別で見ると、前年同月比を上回ったものは自動車(同比112%)、セメント(109%)、下回ったものは鉄鋼(87%)、石灰石等の原料(97%)、燃料(石炭・コークス、99%)、紙・パルプ(87%)、雑貨(97%)であった。自動車は昨年のエコカー補助金終了後の低迷から回復したが、原料(石灰石等)と燃料(石炭等)は台風の影響を受けたため前年を下回った。

 また、同年10月の実績値における油送船の輸送量は、10,737千kl(前年同月比96%)となり、前年を下回った。輸送品目別で見ると、前年同月比を下回ったものは黒油(同比91%)、白油(98%)、ケミカル(99%)、特タン船(96%)となり、上回ったものはひとつもなかった。
平成23(2011)年6月には原発不稼働による電力向け需要増のため、黒油の輸送量増加に伴い合計輸送量が改善し前年を上回ったが、2012年10月以降は前年同月比を下回っている。

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投稿者:gotsuat 09:56| 物流事業者