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2013年12月02日

【環境】日本郵船「第10回エコプロダクツ大賞」で国土交通大臣賞を受賞



日本郵船と同社グループのMTI、大島造船所が、「第10回エコプロダクツ大賞(※)」の「エコサービス部門」で国土交通大臣賞(大賞)を受賞した。船舶の省エネ技術「空気潤滑システム」の開発・運用が評価された。

 今回受賞した空気潤滑システムは、空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって、船体と海水の摩擦抵抗を低減させ二酸化炭素(CO2)削減効果を得るもので、同社グループでは、平成22(2010)年に三菱重工業との共同開発によるブロア(送風機)式空気潤滑システムをモジュール船2隻に搭載し、世界で初めて恒久的運用に成功した。また、より喫水の深い大型船舶への展開として、平成24(2012)年には大島造船所と共同で掃気式空気潤滑システムを石炭運搬船に搭載し、実運用を開始した。同システムは貨物の積載量に応じて約4〜8%のCO2削減効果が得られることが海上試運転時に確認されている。

※エコプロダクツ大賞・・・環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、それらに関する情報を需要者サイドに広く伝えるとともに、エコプロダクツの供給者である企業等の取組みを支援することで、日本におけるエコプロダクツのさらなる普及を図ることを目的に、2004年に設けられた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:44| 企業の取り組み 【機関別】