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2013年11月01日

【物流】 全ト協 「トラック運送業界の要望を実現する会」の実施を発表



 全日本トラック協会は平成25(2013)年10月29日、トラック事業者が軽油価格の高騰で直面している経営危機を突破するために、道路運送経営研究会と共同で「トラック運送業界の要望を実現する会」を開催すると発表した。

 トラック事業者が経営危機に瀕している背景には、ローリー価格の上昇に伴うコスト増がある。ローリー価格は平成21年3月時点と比べて1ℓあたり38.66円上昇しており、営業用トラックの年間燃料消費量(165億リットル)に換算すると、業界全体で約6,400億円のコスト増となっている。現状ではトラック事業の存続が厳しく、国民生活への影響も危ぶまれている。

 同会が提唱する主な要望項目には、(1)燃料価格高騰対策(軽油引取税の旧暫定税率の廃止または一時凍結、燃料高騰対策補助金の創設、価格転嫁のための燃料サーチャージ導入促進)、(2)石油石炭税に係る「地球温暖化対策のための課税特例」について還付措置適用、(3)高速道路料金の引下げを挙げた。

 開催日時は2013年11月5日で、要望事項の説明や、意見の開陳・交換などが行われる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| 物流事業者