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2013年10月23日

【アジア】昭和電工 中国南通市でアルミ電解コンデンサー向け高純度アルミ箔の量産開始



 昭和電工は、中国南通市に現地法人「昭和電工アルミ(南通)有限公司」を2011年11月に設立し、これまで工場の建設を進めてきたが、建設を完了し、2013年10月11日に竣工式を開催した。同年10月中に量産を開始する予定である。

 アルミ電解コンデンサー向け高純度アルミ箔は、食品包装等で使用されるアルミ箔とは異なり、99.9%以上の高純度アルミを圧延したもの。同社では堺事業所(大阪府堺市)で、アルミの精製から圧延、製品化を一貫して行っており、今回竣工した中国工場では、堺事業所から供給される中間製品の最終加工を行うことにより、中国各地のユーザーへ高品質な高純度アルミ箔をタイムリーに提供する。

 アルミ電解コンデンサーは、家電製品からIT機器、電気自動車やハイブリッド車、風力や太陽光発電などの新エネルギー分野まで幅広く使用されている。アルミ電解コンデンサーは、新興国で市場が拡大しており、2015年まで年率約10%の伸長が予想されている。特に今後は中国を中心に、エコカーや太陽光発電のパワーコンディショナー向けでの需要伸長が見込まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:37| アジア