<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2013年10月11日

【物流】厚労省 自動車運転者を使用する事業場 労基法令違反率82%



平成25(2013)年10月8日、厚生労働省は全国の労働基準監督機関が、自動車運転者(トラック、バス、タクシーなど)を使用する事業場に対して行った監督指導や送検の状況について取りまとめた。

平成24年の監督指導は6,007事業場に実施し、このうち82%に当たる4,924事業場で労働基準関係法令違反が認められた。また、61%に当たる3,640事業場で自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(以下「改善基準告示」)の違反が認められた。
重大または悪質な労働基準関係法令違反により送検を行ったのは80件であった。

主な労働基準関係法令違反の内容は、多い順に「労働時間(54.9%)」「割増賃金(24.3%)」、「休日(5.7%)」。また、主な改善基準告示違反の内容は、多い順に「最大拘束時間(48.9%)」「休息期間(35.9%)」「総拘束時間(34.9%)」「連続運転時間(30.3%)」「最大運転時間(17.3%)」であった。

 厚生労働省は、自動車運転者は依然として長時間労働の実態にあり、引き続き監督指導を行うなどして、適正な労働条件の確保に取り組んでいくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:41| 行政関連