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2013年09月17日

【環境】ヤマト運輸「熊本スルーセンター」の運用を開始



 ヤマト運輸は、2013年9月19日から同社熊本主管支店施設内で、グループ初となる「熊本スルーセンター」の運用を開始する。同センターでは、ヤマトグループ独自の物流システムFRAPS(※1)を導入し、国内外に分散するサプライヤーから工場ラインまでのジャスト・イン・タイム一括調達を提供。日本のものづくりを支援していく。

 同センターの主な特徴は、まず、調達リードタイムの短縮。発注情報と輸送情報を連携させ、発注から製造ラインまでのリードタイムの短縮を行った。次に、在庫保管スペースの圧縮。24時間稼動、製造ライン別の仕分けにより、在庫保管スペースの大幅圧縮を図った。そして、CO2の削減。開梱・工程別に仕分けした状態での一括納品により、工場構内での渋滞緩和が実現、CO2の削減にも取組んでいる。

 日本の製造業において、物流全体の最適化は国際競争力向上の為、重要な課題となっている。同グループは、それらに対応すべく、製造業の工場が集積する熊本県に、付加価値機能を有する24時間稼動の仕分けターミナル一体型施設「熊本スルーセンター」の運用を開始した。



(※1):FRAPS
Free Rack Auto Pick Systemの略で、ネットワーク上で最適化しながら複数個所に届ける事を素早く、確実に遂行する同グループ独自のシステム

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:17| 物流効率化による環境負荷低減活動【取り組み内容別】