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2013年09月12日

【アジア】LIXILなど インドネシアで循環型無水トイレ利用の保健衛生改善事業に向け調査開始





 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILと、i−Incubateが共同提案した『インドネシアにおける循環型無水トイレを利用した保健衛生改善事業』が、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の「協力準備調査(BOPビジネス(※1)連携促進)」に採択された。今後はJICAの支援を得ながら、同プロジェクトの調査を進めていく。
  ※1:BOPは「Base of the Pyramid」の略で、一般的に年収3,000ドル以下の層を指し、全世界の40億人が該当すると言われる。BOPビジネスとは、これらの層をターゲットにして企業利益を追求しつつも、ターゲット層の生活水準向上への貢献を目的とする。

 インドネシアでは、下水道の整備が大幅に遅れているなか、年間600万トンのし尿が未処理の状態で河川や運河に排出され、腸チフスや下痢が蔓延する原因となっており、5歳以下の乳幼児が毎年4万人以上も死亡(※2)している。 ※2:Water and Sanitation Program 2007調べ

 そのような背景を受け、同プロジェクトでは長期的な視点での同国の問題改善を目的に、貧困層を中心に衛生的なトイレへのアクセスを向上させることで、不適切なし尿処理や野外用便を減少させ、人々の保健衛生状態の改善を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:37| 知識