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2013年09月04日

【物流】 全ト協 荷主へ燃料サーチャージの導入検討を呼びかけ



 平成25(2013)年8月27日、全日本トラック協会はホームページ上で荷主企業に対して、燃料価格の上下変動によるコストの増減分を別建ての運賃として設定する「燃料サーチャージ」の導入検討を要請した。

 原油価格の上昇や円安の影響で長期にわたり軽油価格が高騰した結果、トラック運送事業者の経営状況は非常に厳しさを増している。近年の軽油価格は、平成21(2009)年3月時点の72.85円/ℓから平成25(2013)年3月時点の111.10円/ℓまで値上がりしており、これはトラック運送業界全体で年間6,400億円のコスト増加となっている。

 全ト協は、安定した輸送サービスが実施されるよう、早急に燃料サーチャージ導入の検討を進めることが重要とし、荷主企業に要請。また、燃料費が高騰中にも関わらず十分な協議をせずに一方的に従来の運賃価格を据え置くと、独占禁止法や下請法上の問題となりうることについて注意喚起している。この他、国土交通省と経済産業省が、荷主企業に対して燃料サーチャージ導入を検討するよう働きかけていることも紹介した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:51| 物流事業者