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2013年07月30日

【環境】カネカ 薄膜三層型太陽電池モジュールの商用生産を開始


 カネカは、大幅に出力を向上させた薄膜三層型太陽電池モジュールの新商品を2013年7月より販売する。

 同商品は、同社の従来型であるアモルファスシリコン層と薄膜多結晶シリコン層の2層からなる商品に、新たにアモルファス系シリコンからなる層を追加した3層構造を有している。これに同社が保有する透明中間層技術と合わせることにより、吸収できる太陽光量を増やす事が可能となり、同社の同サイズ量産品比で初期出力を10W以上引き上げる事に成功した。

 同基板サイズ(1420o×1100o)での商用薄膜太陽電池モジュール製品の3層構造化は世界初であり、これにより単位電池当たりの開放電圧は2.0Vまで向上、パネル当たりの開放電圧も280V程度まで向上させることが可能となった。

 同技術開発の一部は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトである「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」の一環として開発したものである。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:48| 企業の取り組み 【機関別】