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2013年07月26日

【環境】サンネット事業連合とリコー 環境配慮型物流システムの実証実験を開始


 生活協同組合連合会 サンネット事業連合とリコーは、組合員への共同購入・個人宅配に利用する通い箱に送付先や配送用件を印字した紙ラベルを毎回貼りかえる代わりに、1,000 回書き換えができるメディアを使う「リコーリライタブルレーザシステム」を導入した実証実験を開始する。本システムの導入により、組合員へのサービスの向上と大幅な環境負荷削減、作業負荷削減が見込まれる。

 サンネット事業連合の各会員生協では、組合員から注文される食料品や生活用品を、週一回、定期的に物流センターからトラックで配送する「共同購入・個人宅配」事業を展開している。環境保全の観点から、資源の有効活用を目指し、配送には通い箱を使用している。通い箱は、組合員名や配送情報が印字された紙ラベルが配送のたびに新たに貼付され、組合員のもとに届けられており、その際に前週の通い箱が回収される仕組みである。今回、実証実験を開始するシステムは、この通い箱に貼付される紙ラベルの代わりに 通い箱に貼ったまま繰り返し書き換えることができるメディアを活用することで、(1)ラベルの貼り剥し作業や廃棄作業がなくなる、(2) 剥がし残りや、糊残りが発生しないので、通い箱の美観を保つことができる、(3) ラベル並びにシール裏紙など、廃棄するラベルゴミ排出量年間約8トンの削減が見込まれ、これは製紙用植林木の伐採を年間約125本削減する効果に相当し、CO2 排出量は約10 分の1 に低減するなど多くのメリットが生まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:00| 企業の取り組み 【機関別】