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2013年07月11日

【物流】 国交省 第38回APEC交通ワーキンググループの開催結果を公表


 平成25(2013)年7月8日、国土交通省は第38 回アジア太平洋経済協力(APEC)交通ワーキング・グループ 港湾・海事専門家会合の開催結果を公表した。この会合は、同年7月1日(月)〜5日(金)にインドネシアのバリで開かれた。APEC参加国・地域内の運輸交通の自由化・効率化を進め、安全で保安性の高い交通の実現を目的としている。

主な議論として、APEC海運政策研修について話し合われた。日本が現状を紹介し、第3回研修は2015年11月にタイで開催、第4回研修は2014年にベトナムが企画することを確認。また、フィリピンは第2回研修の概要について、ステアリングコミッティを9月末までに設置し、具体化する説明をした。インドネシアが第5回研修のホスト国になると表明し、承認された。

海上コンテナの可視化の強化についても議論され、日本が自国・中国・韓国で実証を行っているNEAL-NET(北東アジア物流情報サービスネットワーク)の進捗状況を紹介。APEC域内で、同様のシステムの運用事例を調査し、上記三国間の実証上のセキュリティ等の課題と効果を確認した上で、今後、APEC域内でのシステム構築の可能性を検討していくと合意した。

 この他に、グリーンポートの推進やAPEC地域におけるクルーズの振興などについても話し合われた。

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投稿者:gotsuat 09:10| 行政関連