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2013年07月09日

【物流】 国交省 ブレーキのバタ踏みについて注意事項を掲載


 平成25(2013)年6月28日、国土交通省はエアブレーキを装備したトラックでのブレーキのバタ踏み(ブレーキペダルの踏み込み、緩め操作を短時間に必要以上に繰り返すこと)が危険であることをホームページ上で喚起した。

 エアブレーキを装備したトラックが数台の車両と衝突する事故が、2012年度に2件発生した。これらは、ブレーキのバタ踏みによりタンク内の圧力が低下し、ブレーキ力が低下したことや過積載などが原因と考えられる。国交省は、自動車関係団体及び地方運輸局に対して注意喚起に関する協力依頼を行い、3点の注意事項を挙げている。

 一つ目は、エアブレーキを装備したトラックでのブレーキペダルのバタ踏みの停止。エアブレーキは操作の度にエアタンクに貯めた空気を消費するが、バタ踏みをすると空気圧が大きく低下し、ブレーキ力が低下してしまう。エアタンク内の空気圧が低下するとエアメーターの針がレッドゾーンまで落ち、警報ブザーが鳴るので注意する。

 二つ目は、下り坂でのエンジンブレーキの有効活用。フットブレーキを使いすぎると、ブレーキが加熱し「フェード現象」や「ペーパーロック現象」を起こし、ブレーキの効きが悪くなり大変危険である。

 三つ目は、過積載の禁止。過積載は法律で禁止されており、もし過積載をすると、通常より制動距離が伸びるなど思わぬ事故や故障の原因となる。

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投稿者:gotsuat 09:57| 行政関連