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2013年06月18日

【環境】日本郵船 日立環境財団・日刊工業新聞社共催の「環境賞」で優秀賞を受賞


 日本郵船と同社グループのMTIは、日立環境財団と日刊工業新聞社が共催する平成25(2013)年度(第40回)「環境賞」で優秀賞を受賞した。

 船舶の省エネ技術の1つとして空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって船舶と海水の摩擦抵抗を低減させる空気潤滑システムの開発・運用が評価された。

 世界で初めて恒久的運用に成功したブロア(送風機)式空気潤滑システムは、平成22(2010)年に同グループ会社が運航するモジュール船2隻に搭載され、2年間の実証実験の結果、平均約6%の二酸化炭素(CO2)削減効果が確認された。平成24(2012)年には、より喫水の深い大型船舶への搭載に適している世界初の掃気式空気潤滑システムを同社運航の石炭運搬船に搭載し、貨物の積載量に応じて約4〜8%のCO2削減効果が海上試運転で確認されている。

 空気潤滑システムは、今回の受賞のほかにも、平成24年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰の受賞や、世界的に権威あるシートレードアワード2013(※) の「クリーンシッピング部門」でファイナリストに残るなど、国内外から高い評価を受けている。

(※)シートレードアワード(Seatrade Awards)
ロンドンに本部を置く海事メディアSeatrade Communications Ltd. が主催し、海運業界において安全、環境、人材育成などそれぞれの分野で優れた成果を上げた企業、団体、個人を表彰する式典。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 表彰・認証取得関係【取り組み内容別】