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2013年06月18日

【アジア】日立 ベトナム ホーチミン地下鉄1号線の設備一式を受注

 日立は、ベトナム初の都市鉄道となるホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン-スオイティエン間<1号線>)に向け設備一式の、総額約370億円となる受注契約を、ホーチミン市人民委員会鉄道局と締結した。

 ベトナムでは、経済発展に伴う道路交通量の急激な増大が深刻な問題となっており、公共交通による道路渋滞の解消や環境の保全が期待されている。このような背景から、ホーチミン市では複数路線の都市鉄道建設が計画されており、同事業はその計画の第1弾となる。

 今回日立が受注した1号線は、2018年初めに開業を予定している新たな都市鉄道であり、ホーチミン市中心部から北部地方行きバスターミナルがある市北東部の玄関口を結ぶ総延長19.7キロ(高架区間および地下区間)の路線建設計画。日立は、車両17編成 (51両)や信号システム、列車無線などの通信システム、受変電設備のほか、ホームドア、券売機・改札機、車庫設備を含む設備一式を納入する予定。加えて、開業後の保守についても、5年間担当する別の契約を締結する予定である。

 同事業は、ベトナムにおける初の本格的都市鉄道事業であり、本邦技術活用条件(STEP: Special Terms for Economic Partnership)付き円借款が国際協力機構(JICA)から供与される。

 日立は、現在ベトナムのホーチミン市やハノイ市で計画されているほかの多くの都市交通鉄道についても、積極的な受注活動を継続していき、ベトナムを含む東南アジアを中心に都市鉄道用システムの受注拡大をめざし、鉄道事業のグローバル展開を加速させる。



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投稿者:gotsuat 09:25| アジア