<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2013年06月04日

【流通】TKC 財務会計システム「NPO法人会計データベース」を提供開始




 TKCは、特定非営利活動法人(NPO法人)の最新の会計基準に完全対応した「NPO法人会計データベース(平成23年基準版)」を、平成25年6月1日から提供開始する。

 NPO法人会計データベースは、NPO法人47,547法人(平成25年3月31日現在)を対象とした財務会計システム。同システムは、「特定非営利活動促進法に係る諸手続の手引き」に記載された計算書類等ならびに最新の「NPO法人会計基準」に完全準拠・対応したものである。このシステムにより、NPO法人は法が求める「NPO法人自らが十分な情報開示をすることで、市民がNPO法人を応援する」を支援するもの。

 阪神・淡路大震災を期にボランティア活動を支援する新たな制度としてNPO法が制定(平成10年12月1日施行)されたが、NPO法人の活動に適した会計基準が存在せず、各法人がそれぞれ考えた方法によって会計書類を作成していた。
 これを受けて、平成22年7月20日にNPO法人会計基準協議会において統一した会計報告のルール「NPO法人会計基準」が公表され、またNPO法改正(平成23年6月)に合わせて会計基準も一部改正(平成23年11月)された。加えて、NPO法人に関係する規定、諸手続を解説した「特定非営利活動促進法に係る諸手続の手引き」への準拠も求められている。NPO法人会計基準は法的に採用が強制されるものではないが、自らの実態を情報開示(会計報告)することで市民から信頼と支援を得られる組織づくりに資するものである。

 TKCとTKC全国会では、NPO法人の最新の会計基準の推進を支援していく。
 TKCは「NPO法人会計データベース(H23年基準版)」によりNPO法人の新会計基準への移行をシステム面から支援し、TKC全国会ではNPO法人の財務基盤の強化と、事業活動の適正化を支援している。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 流通