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2013年05月16日

【環境】ダイキン工業 湿度センサーで除湿の電力を抑えるオフィス・店舗用エアコン発売


 ダイキン工業は、業界で唯一となる湿度センサーを使って除湿運転時の消費電力を抑える「快適エコドライ制御」と呼ぶ機能を新搭載した店舗・オフィス用のエアコンを平成25年(2013)年7月1日発売する。「Eco-ZEAS(エコジアス)80」シリーズの新モデルで、15タイプ472機種を展開。暖房運転停止後の余熱を再利用し、翌朝短時間で立ち上げる機能も備える。

 「快適エコドライ制御」は、湿度センサーを利用しない場合の除湿運転と比べ、消費電力を約3%削減する。従来の人検知センサーと床温度センサーに加え、室内機に搭載した湿度センサーが室内の湿度の変化を検知し、除湿運転時に湿度が低下すると、自動的に風量を必要最小限にして風当たりの少ない省エネ運転に切り換え、消費電力を抑制する。

 余熱の再利用も新機能となり、室内に残った暖房の熱を活用して前夜に霜取り運転を行い、翌朝、通常より3℃高い温風を短時間で吹き出す。センサーで検知した床温度を基に人が座る高さ付近の温度を計算して暖め、消費電力を約15%削減する機能も装備する。微小粒子状物質のPM2.5に対応した空気清浄ユニットを備える室内機も用意した。

 同社はまた、熱交換器の銅管を薄肉にして熱交換効率を高め、中間期の消費電力を低減する制御を新たに採用した、ビル用マルチエアコン「Ve-up IV」シリーズも同日発売する。全機種で業界トップの通年エネルギー消費効率(APF)を達成した。13年前の同社の同等機種と比べて年間消費電力量を約47%削減する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:36| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】