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2013年05月07日

【流通】太陽誘電 静電容量150μFの大容量積層セラミックコンデンサーを量産開始

 太陽誘電は、スーパーハイエンド商品である100μFを超える大容量積層セラミックコンデンサ商品群に3216サイズで静電容量150μFの「AMK316BBJ157ML」(3.2x1.6x1.6mm)を商品化する。
 同商品は、監視カメラや放送機器のような産業機械向けのほか、パソコンやサーバ、複合プリンタといった情報関連機器など、さまざまな機器の電源平滑用途に使用される。3216サイズの大容量積層セラミックコンデンサとして、これまでに100μFと220μFを商品化しておりますが、今回150μFを追加することで、多様化するニーズに応える。
 2013年4月より、玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)にて月産100万個の量産体制を構築する。

 多くの機器はデジタル化が進み、多数のICが使用され、電源回路の搭載数も増加している。
 そのような電源回路では、機器を安定的に動作させるため、出力側に平滑用途の大容量コンデンサを複数組み合わせて使用しており、搭載されるコンデンサには、より多くの容量バリエーションが必要となる。
 また一般的に積層セラミックコンデンサは、タンタル電解コンデンサやアルミ電解コンデンサと比較して低ESRで周波数特性に優れているため、高周波化が進んでいる電源回路の平滑コンデンサとして、リップル電流の抑制に効果的である。
 太陽誘電では、1984年のニッケル電極大容量積層セラミックコンデンサの商品化以来、材料技術や積層技術などを高度化することで小型化、大容量化をすすめてきた。今回、100μFを超える大容量積層セラミックコンデンサの静電容量をE6系列に拡充し、多様化する顧客のニーズに応える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:38| 流通