2013年04月25日
【環境】日立ソリューションズ東日本 農業分野向けクラウドサービスを提供開始
日立ソリューションズ東日本は、農業分野向けのクラウドサービス「AgriSUITE（アグリスイート）」の提供を開始した。
同社は、製造・流通分社で培ったサプライチェーン管理技術をベースに同サービスを開発し、平成24年（2012年）2月より試行していた。同年7月には経済産業省による「平成24年度※地域新成長産業創出促進事業（先端農業産業化システム実証事業）」の交付決定を受け、農業の新高収益モデルの確立を目的とし、農商工連携体での同サービスの実証実験を平成24年7月〜平成25年3月まで実施しており、このたび提供の開始に至った。
同社は、同サービスを利用することにより、農業分野における販売と生産の情報をWeb環境で一元管理し、農業法人等の生産者や販売･物流を行い販売者間での情報の共有が可能となるとしている。これにより、販売者は需要と連動した適切な生産計画の立案が実現し、市場の変化の中で的確な生産指示、効率的な土地活用が可能となり、また、複数の生産者、流通・小売関係者、支援機関の間にて情報が共有でき、各々の立場での業務効率向上と全体の経営改善につながるとしている。
今後は東北および全国の農業法人の導入を増やすと共に、顧客のニーズに合わせた機能の改善等により、平成27年までに同サービス単体で累計３億円の売上を目指すとしている。
※ 地域新成長産業創出促進事業（先端農業産業化システム実証事業）・・・
東日本大震災により被災した地域等において、商業・工業の先端的な技術やノウハウを用いて農林漁業と連携したシステム等の実証及びビジネス化等を行う事業を支援し、被災地域の復興及び農林漁業の競争力の強化を目的とした提案公募型事業
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:23| 企業の取り組み 【機関別】
