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2013年04月12日

【物流】JR貨物 平成24(2012)年度輸送実績(速報)を発表


 平成25(2013)年4月10日、JR貨物は平成24(2012)年度の輸送実績(速報)を発表した。

 平成24 年度は、4月の低気圧接近による強風、6月及び9月の大型台風の上陸に伴う輸送障害の発生や、12月から3月にかけて北日本を中心に大雪の影響を強く受け、年度全体では高速貨物列車(以下、高速貨)1,534本、専用貨物列車(以下、専貨)36本が運休した。(平成23年度は、高速貨が4,643本、専貨が165本運休。この中で東日本大震災に伴う運休は高速貨が2,650本、専貨が86本)

 荷動きについては、世界経済の減速などの影響により輸出や生産の減少があったが、東日本大震災からの復旧に伴う一部メーカーが増産に転じ、年度全体では前年を上回った。

 コンテナ貨物は、前年比104.6%の20,519トン(901トン増)となった。中でも、紙・パルプは震災で被災した生産拠点の復旧により3,016トン(390トン増)、エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展により456トン(116トン増)となり前年を上回った。しかし、化学薬品は1,414トンで前年を下回った(36トン減)。化学薬品は一部顧客の輸送中止などにより減送となった。

 車扱貨物は、前年比92.7%の9,474トン(747トン減)となった。中でも、石油が一部区間での輸送終了に伴い716トン減送の6,426トンとなった。一方、セメント・石灰石が平成23年9月の台風12号に伴う線路の不通の反動で84トン増送の1,311トンとなった。

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投稿者:gotsuat 09:17| 物流事業者