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2013年04月10日

【環境】伊藤忠商事 九州電力などとインドネシアに地熱発電所を建設


 伊藤忠商事は、九州電力、インドネシアのエネルギー大手のメドコパワーインドネシア、米国の地熱発電設備メーカーとインドネシアに地熱発電所を建設、同国電力公社に30年間売電する。それぞれ保有する投資子会社および共同出資する事業会社を通じて電力公社、地熱鉱区を保有する同国国営石油会社子会社と平成25(2013) 年4月4日に契約した。

 スマトラ島北部の都市、メダンから南に約350kmの北スマトラ州サルーラ地区に、出力約11万kWの設備が3基、計33万kW を生み出す地熱発電所の建設を平成26(2014)年に着工し、平成28(2016)年から平成30(2018)年にかけて段階的に商業運転開始を目指す。単一の地熱発電開発契約として世界最大規模の地熱IPP(独立系発電事業者)事業となる。

 インドネシアは世界最大の地熱資源保有国で、世界の地熱資源の4割が集中。政府は地熱を戦略的な電力源に位置付け、平成22(2010)年に策定した1000万kWの電源開発促進プログラムでは4割相当の400万kWを地熱発電で賄う方針を打ち出しており、この事業は同プログラムの中核となる。伊藤忠にとっては今回が初めての地熱発電のIPP事業となり、今後推進していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】