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2013年03月12日

【流通】野村総研 鹿児島銀行に「IT plug'n Go!」サービスを提供



 野村総合研究所(以下「NRI」)は、鹿児島銀行に対して、インターネット接続とメール環境の運用管理をクラウド方式で実現する「IT plug'n Go!(アイティ・プラグンゴー)」サービスを提供する。鹿児島銀行の本部では2013年1月から利用を開始しており、本年中に順次展開する。

 昨今、インターネットを経由して、企業のサーバやPCがウィルスに感染し、何者かに遠隔操作されたり、知らない間に機密文書や重要データが外部流出するといった事件が多発している。このため、特に厳重なセキュリティが求められる金融機関においては、社内(イントラネット)と社外(インターネット)に接続するPCを分けることにより、外部からのウィルス侵入を物理的に遮断し、リスクを回避することが一般的であった。その場合、1台のPCで事務作業を完結することができず、業務の効率化を図れないことが課題だった。また、1台のPCで社内と社外に接続できるようにするためには、自前のゲートウェイを整備するなどのシステム対応が求められ、金融機関にとって負担が多く、導入するにも時間がかかっていた。

 NRIが提供する「IT plug'n Go!」サービスは、セキュリティを強化しつつ、1台のPCで社内と社外の接続を可能にする。クラウド方式を利用することで、安価で、しかも短期間に導入でき、業務の効率化を加速させられる。主な特長は、以下の通り。

・社内・外のネットワークに1台のPCで安全に接続可能

・外部向けメール送信の申請・承認作業もPC内に集約
 

 鹿児島銀行は、3重のファイアーウォールと仮想PC環境を有する「IT plug'n Go!」サービスを利用して、外部向けメールの送受信を銀行の外にあるクラウド上で行うことにより、高度な安全性と利便性を同時に実現した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:20| 流通