<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2013年03月07日

【環境】ヤマト運輸、トヨタ自動車、日野自動車が電動(EV)小型トラックの実証運行を開始

ヤマト運輸とトヨタ自動車および日野自動車の3社が協力して、電動(EV)小型トラック(以下、EVトラック)を実際に集配業務に使用する実証運行を開始する。ヤマト運輸の業務効率化への取り組みと、トヨタ・日野の電動商用車についての考え方が合致したことから、実証運行を実施することとなった。

試験期間は2013年3月中旬より約1年間を予定しており、東京都板橋区と町田市の一部の地域で導入する。車両台数は2台で、トヨタと日野が各1台である。3社はこの期間で、EVトラックの集配業務への適応性や実用性を検証し、商品化に向けた改良に役立てる。

このEVトラックは、日野が開発した従来の車両に比べて超低床荷台を実現した1トン積EVトラックである。コンパクトな電気モーターをキャブ下に搭載した前輪駆動と、荷台床下にバッテリーを搭載することにより荷台の床面地上高を440mmまで低くすることが可能となった。荷台はヤマト運輸とトヨタ・日野が共同で仕様を企画した冷凍冷蔵バンを架装しており、ヤマト運輸の特徴的なサービスである、冷凍・冷蔵2つの低温度帯配送を行う「クール宅急便」の運用が可能となっている。また、車両の走行と荷台に備えた冷凍冷蔵庫の稼動を全てバッテリーで行うため、走行時の排出ガスはゼロで環境に優しい構造になっており、低騒音なので住宅街での夜間や朝の集配業務にも適している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:58| 低公害車、低燃費車関係 【取り組み内容別】