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2012年12月28日

【物流】JR貨物 平成25年3月時刻改正 新しい輸送サービスを発表


JR貨物は、平成24年12月21日に平成25年3月16日付「 吹田貨物ターミナル駅新駅の開設」、「百済駅・隅田川駅のリニューアル開業」及び、「ダイヤ改正」を発表した

。これにより昭和3年12月より開設していた梅田駅(貨物)の営業は閉鎖となる。また、ダイヤ改正においては、東海⇔九州及び秋田・北関東地区⇔東海間等の輸送需

要の対応、首都圏での中継アクセスの新たな利用枠の拡大、翌日配送ネットワークの拡充などの様々な改善を図る。
詳細は下記の通り
1. 吹田貨物ターミナル新駅
鉄道建設・運輸施設整備支援機構が進めていた、最後の基盤整備事業である梅田駅の「 吹田貨物ターミナル駅・百済駅への機能移転」が平成25年春に完成する。
このインフラ整備にて、リードタイムの短縮と各方面への中継アクセスを改善。加え東海道本線上に位置するE&S機能(着発線荷役システム)を活用し、全国各地区と

の結節点の役割を担う。

2. 百済駅 リニューアル開業
コンテナホームを拡張することにより、26両(1300トン)編成列車にも対応できるように改良。また、トップリフターを新規導入し大型コンテナの取り扱いも可能とし

大阪臨海地区・大阪南地区の利便性を大幅に向上させる。

3. 隅田川駅 リニューアル開業
平成21年度より国の補助事業として進めてきた「隅田川駅鉄道貨物輸送力増強事業」が完成することにより、全荷役ホームで20両編成コンテナ列車に対応を可能にする

。これにより、有効時間帯における列車増発を行い、コンテナ積載貨物を充実させ加えて、発着だけでなく中継貨物の取扱いも開始する。

4.ダイヤ改正による改善
(1)東海⇔九州間及び秋田・北関東地区⇔東海間等の輸送需要対応
秋田・北関東地区〜東海間の農産品・自動車部品等の輸送需要に適応するため、運転区間を変更する。また、東海〜九州間の自動車部品等の輸送需要においても適応す

るように、関東〜九州の便を増発する。
(2) 首都圏での中継アクセス改善
首都圏〜北海道・九州向け列車にて、フリークエンシーダイヤの導入と東京貨物ターミナル駅〜隅田川駅間の4往復のシャトル列車の運転による利用枠の拡大、輸送量

の強化を図る
(3) コンテナ列車の速達化・翌日配送ネットワークの拡充
関東・東海〜九州間の列車を中心に最大5時間半短縮する。また、主要都市と地方中核都市のコンテナ輸送にて、中継ルートの改善(輸送時分61分以上の改善:111ル

ート)、翌日配送ネットワークの改善(全国69区間)を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:27| 行政関連