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2012年12月14日

【流通】博報堂 食料ロス・廃棄問題の解決を目指す共創型プロジェクト発足

博報堂は、まだ食べられる食料がバリューチェーンの各段階においてロス・廃棄されている問題(=フードロス)の解決をテーマとした「フードロス・チャレンジ・プロジェクト」を発足させ、参加企業・団体の募集を開始する。2012年12月末までを第一次募集期間とし、2013年1月よりプロジェクトを本格的に開始する。

「フードロス・チャレンジ・プロジェクト」は、「フードロス」という共通のテーマのもと、生活者や企業、生産者、NPO、学識者などの多様な領域の関係者(=マルチステークホルダー)が、知恵やリソースをそれぞれの専門領域から持ち寄り、自分たちの社会に必要な仕組みを共に考え、共に創る「共創型プロジェクト」。農業・漁業生産、加工メーカー、流通、小売などの“食のバリューチェーン”に関わるさまざまな企業や組織と、食に関する専門的知見を有する行政、NPO、大学などの各種関係者が一堂に会し、フードロス問題の構造を全体的な視野から把握し、対話を重ね、課題解決のためのアクション創出を目指す。

プロジェクトの実行委員会は、大軒恵美子氏(国連食糧農業機関(FAO)日本事務所企画官)、世界の飢餓問題の解決を目的に活動するNPO法人ハンガー・フリー・ワールド、社会システムのデザインを研究する慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所ソーシャルデザインセンター等を中心に編成する。博報堂は運営事務局として、プロジェクト全体のコーディネート、ファシリテーションの役割を担う。

なお、同プロジェクトは、博報堂が開発した「マルチステークホルダー乗り合い型価値創造プログラム『bemo』(ベモ)」の手法を用いて推進する。『bemo』とは、一組織・一企業単位では解決できない社会課題に対し、関係するマルチステークホルダーが共創的に取り組むことで、システム全体を改善しながら、それぞれのステークホルダーにも利する事業モデルを生みだそうとするプロジェクト手法です。各関係者が集い、社会課題を“システム”として捉え、全体視点で共有することで、一段視座の高い解決策やアイデアの創出を可能にしていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:59| 流通