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2012年12月10日

【流通】三菱レイヨン・クリンスイ 浄水器メーカーではじめて備蓄用飲料水ビジネスに参入

三菱レイヨン・クリンスイは、防災対策に力を入れる企業や自治体向けに、備蓄用飲料水《クリンスイ 長期保存水/BTL5‐20N》を、発売する。災害時備蓄用の保存水は、国内浄水器メーカーとして初めて取り組む。

《クリンスイ 長期保存水/BTL5‐20N》は、品質を安定させる特殊なアルミ製キャップの採用により、製造日より5年間の長期保存を可能とした2リットルサイズのペットボトル容器入り保存水で、原水には環境省により「平成の名水百選」に選定された滋賀県高島市の天然水を採用した。浄水器や医療用水処理装置の開発により培った三菱レイヨン・クリンスイの浄水技術を活用し、逆浸透膜(RO膜)で不純物をろ過することで保存に適した水を精製している。

2011年に発生した東日本大震災を背景に、企業での食料や飲料水の備蓄意識が高まりを見せている。2013年4月には、東京都帰宅困難者対策条例が施行される。条文では、事業者の取り組みとして、従業員を事業所内に留まらせるために必要な、3日分の水や食料の備蓄に努めることが求められており、飲用水では1人あたり9リットルが目安とされている。同条例の施行に向けて、備蓄市場の拡大が一段と進むことが予想される中、三菱レイヨン・クリンスイとしても、備蓄用飲料水という新たな事業への参入を決定した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通