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2012年11月26日

【流通】カネカ 放射能除染用洗浄剤を本格供給開始

カネカは、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故における放射性セシウム等による放射性物質汚染地域の放射能除染に対する取り組みとして同社の保有する発酵技術・精製技術を活用して環境に優しい洗浄剤を開発し、除染現場への本格供給を開始した。

カネカが開発した洗浄剤(製品名:カネカ天然界面活性剤)は、道路、建物等の除染において、低濃度の希釈水溶液として少量を使用することで、汚染物質を飛散・拡散させることなく効率的に回収するのに効果がある。

具体的には、多方面の方々のご協力を得て、除染対象区域内の現場において本製品を用いた実験を行い、その除染効率について検証し、いよいよ実現場での採用が開始されました。

カネカ天然界面活性剤の最大の特徴として、成分が天然物であり環境に優しいことが挙げられる。通常の洗浄剤の主成分である界面活性剤は化学合成により作られているが、同製品は微生物による発酵で作られている。また同製品の洗浄成分は、低濃度で大きな洗浄効果を発揮する為に使用量が少なく、さらに生分解性に優れるため環境への影響が小さく安心して使用できる。更に、使用後回収した洗浄水から、洗浄成分を沈殿・除去できる性質を持つため、排水への洗浄成分混入を防ぐことができる。カネカでは、同製品を投入することにより早期除染に貢献したいしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境