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2012年11月13日

【流通】テルモ 針刺し防止機構付き静脈留置針「サーフローV3」を発売

テルモは、安全な静脈注射を目指して、針刺し防止機構付き静脈留置針「サーフローV3」を医療機関向けに発売した。今後、米国とオーストラリアでも順次販売を開始する予定にしている。

静脈留置針は、長時間(24時間以上)に渡る点滴などで使用される注射針で、内針と呼ばれる金属針と、外針と呼ばれるプラスチック製のカテーテルで構成され、金属針を覆うようにカテーテルが装着されている。血管に挿入した後に金属針のみを引き抜き、柔らかいカテーテルを血管内に留置して点滴を行う。

医療現場では、医療者が引き抜いた金属針を誤って自らの手指に刺してしまうことや(針刺し損傷)、金属針を引き抜く際に血液が漏れたり飛散したりすることが課題となっている。

「サーフローV3」は、金属針を引き抜くだけで針全体をプラスチック製の筒により自動でカバーする独自の機構を持ち、針刺しのリスクを低減するとともに、血液の飛散を防ぐことが期待される。またテルモの従来品では、金属針を抜いた後にカテーテルから血液が漏れないよう、血管を指で圧迫して一時止血する必要があった。「サーフローV3」は、カテーテルの根元に止血弁と呼ばれる機構を持つため、止血の必要がない(静脈圧20mmHgで30秒程度の止血補助)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:51| 流通