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2012年10月31日

【流通】ANAとヤマトホールディングス 国際物流の新事業モデル開始

全日本空輸(以下:ANA)とヤマトホールディングスは、国際物流事業における両者の提携を強化する。沖縄をベースとした物流モデルの活用により、アジア圏における配送サービスをより高速により利便性を高める。

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は、ANAが国際物流の拠点としてハブを置く沖縄において、沖縄ヤマト運輸が通関免許を取得し、2012年11月15日から沖縄での24時間通関を活用したアジア圏への「国際宅急便」への最短翌日配達をまず書類から開始し、以降は順次その他の貨物や国際クール宅急便に拡大する。また沖縄を発着する深夜便を含む豊富なANAの航空ネットワークと、24時間の通関、国際物流特区での保税倉庫などの機能と施設をフル活用した新たな「アジア圏ドアツードア一貫輸送プラットフォーム」の構築を目指す。

ANAでは、2009年10月に「沖縄貨物ハブ」を立ち上げてから今秋で3周年を迎え、「沖縄物流国際ハブ」のスピーディな路線・ダイヤに加え羽田国際化などにより国際線ネットワークは次々に拡大しており、世界31都市へ週992便就航する(2012年10月現在)。今般のヤマトホールディングスとの提携強化により、成長するアジアの需要取り込みにますます拍車をかけ、2013年度中には、10号機目となる貨物専用機(ボーイング767−300BCF)を1機増機させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通