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2012年11月06日

【アジア】村田製作所 北京でシールドルームを利用したEMI対策サポート開始

村田製作所は2012年10月、村田電子貿易(天津)の北京分公司にEMI(※1)ノイズ測定設備を導入し、EMIノイズの分析・対策サポートを開始した。

村田製作所では、中国における顧客への迅速な技術サービスの提供を目指し、2007年に村田(中国) 投資内にデザイン&エンジニアリングセンターを設立した。特にEMC(※2)技術サポートにおいては、2008年に上海および深センにEMIノイズ測定設備を設置し、2010年には同社では海外初となる電波暗室棟「ムラタEMCセンター」を上海に設立した。

これらの設備は中華圏の多くの顧客が利用しており、設計の初期段階からEMC対策を行うことによって、ノイズ対策に要する時間の短縮化や、コスト減といった効果が得られると好評を得ている。こうしたなか、北京周辺のお客様へのサポート体制を強化するため、村田電子貿易(天津)の北京分公司内にシールドルームおよび測定装置を設置した。

村田製作所は独自で培ってきた技術をもとに、EMC問題解決のサポートを通して、同社のEMI対策部品を拡売する。

※1 EMI(Electro Magnetic Interference)
   電磁妨害
※2 EMC(Electro Magnetic Compatibility)
   電磁波による障害を受けない特性を持っていること
※3 近傍磁界分布測定器:基板上の分布するノイズを測定し、視覚化するシステム

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:36| アジア