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2012年10月30日

【アジア】三菱商事など ヨルダンで新規火力IPPプロジェクトの長期売電契約締結

三菱商事は、ヨルダンの電力需要への貢献を目指し、韓国電力、フィンランドのワルチラ社(W&auml;rtsil&auml; Development & Financial Services Oy)と共同で設立する発電事業会社を通じ、ヨルダン国営電力会社(National Electric Power Company、以下:NEPCO)との間で25年間の長期売電契約を締結した。

当プロジェクトは、NEPCOが2011年実施した国際入札の結果、韓国電力/三菱商事/ワルチラ社のコンソーシアムが受注した。ヨルダンの首都アンマンの東部(市中心部より約30km)に、総事業費約700億円を投じ、出力約60万キロワットの発電所(ディーゼルエンジン発電所としては世界最大)を建設し、2014年からの売電開始を目指す。

ヨルダンは、高い経済成長率を背景に、年間4〜10%で電力需要が伸びている。発電容量を増強するため2002年に電力事業法が改正され、電力事業の民営化促進と独立系発電事業(IPP)の導入が決定した。同プロジェクトは、同改正法を受けた同国で三番目のIPP事業で、過去2件のIPP案件では天然ガスを燃料とする一方、三番目となる同プロジェクトは、燃料調達ソースの多様化を目的として、重油や天然ガスを燃料としたディーゼルエンジン発電所にて発電を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:30| アジア