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2012年10月15日

【知識】NTTドコモとMasterCard 世界41カ国でのNFC決済サービス提供に向け業務提携

NTTドコモ(以下ドコモ)とMasterCard Worldwide(以下MasterCard)は、モバイルを活用した新たな決済サービスの実現に向けた業務提携に合意した。両社は、ドコモのケータイクレジット「iD(TM)」の世界各国における利用環境拡大に向けた協業に取り組み、2013年度上半期のサービス開始に向けて準備を進める。

同業務提携において、MasterCardは、世界各国で展開する非接触ICチップを利用した決済手段の「MasterCard(R) PayPass(TM)」技術をドコモに提供する。これにより、ドコモのNFC(FeliCa(R)+TypeA/B)対応おサイフケータイ(R)で「iD」ユーザーは、日本国内約56万台(2012年8月末現在)の「iD」読み取り端末(リーダーライター)を設置している加盟店等に加え、世界41か国約50万か所(2012年6月末現在)の「MasterCard PayPass」加盟店でも「iD」を利用できる。

ベルク・インサイト(Berg Insight)の調査によると、世界でNFC対応のPOS端末は、2017年までに4,340万台まで拡大すると予測している(※3)。「MasterCard PayPass」は、世界中の小売店舗、エンターテイメント、レストランや交通機関にも拡大しつつあり、将来的にはおサイフケータイをかざすだけで海外での支払いが可能になる。

今後、両社はクーポン等、世界で利用可能な決済関連サービスについても検討し、さらなる利便性の向上を目指す。


※ Berg Insight 2012「Shipments of NFC−ready POS terminals doubled to 2.5 million in 2011」参照

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識